まずはインドのトップインキュベーターについて。
インドのスタートアップ関連情報を発信するメディアであるInc42の記事を訳して紹介してみます。
少し古い＆情報精度もよくわかりませんが、まずは始めてみます。
元記事：”The Top 20 Startup Incubators In India”
（2014,8,25 http://inc42.com/resources/top-20-startup-incubators-india/ ）
以下記事翻訳：
※誤訳があった場合にはご容赦ください。
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「インドでスタートアップを立ち上げるために必要なこと」シリーズの一環として、先週はインドのアクセラレータートップ15を紹介した。今週は最もアクティブなスタートアップインキュベータートップ20を紹介しよう。彼らの出資レンジ、提供サービス、注力エリア等を見ていくこととする。
1. Amity Innovation Incubator
Amity Innovation Incubatorは、インドの大学のなかでは草分け的な存在である。インド政府の科学技術省 科学技術局の支援を受けるAmity Innovation Incubatorは、非常に短期間で、イケている企業を擁するインキュベーターという羨ましがられるほどのポジションを手にした。
属するスタートアップは、往々にして成長カーブ真っ只中におり、‘The Power of ideas’などのプラットフォームでも頻繁に取り上げられている。Red Herring Globalの受賞者やTata NEN受賞者、NASSCOM Innovation Awards受賞者などもいる。
【拠点】ノイダ
【設立】2008年
【注力分野】地方のイノベーション、ソーシャルアントレプレナーシップ、情報及びコミュニケーション技術(ソーシャルメディアやEコマース、モバイルコンピューティング及び技術、分析、クラウドコンピューティング、ビッグデータ等を含む)、教育及び教育技術、食品、提携技術、ビットテクノロジー、ライフサイエンス、ナノテク、物質科学
【出資レンジ】INR1000万以下 (=約2000万円以下)
【主なスタートアップ】ApnaCircle.com, Anduril Technologies
2. AngelPrime
AngelPrimeはシードフェーズの企業に投資に特化している。1年間の出資数は3~4社。
【拠点】バンガロール
【設立】2011年
【注力分野】モバイルインターネット、Eコマース、タブレット/モバイルアプリ
【出資レンジ】USD200K-600K ()
【主なスタートアップ】Ezetap, HackerEarth
3. CIIE IIMA
CIIE (=Centre for Innovation Incubation and Entrepreneurship)は、インド政府及びグジャラート州政府の支援を受け、IIMアーメダバード(IIMA)によって設立され、独立非営利団体により運営されている。
CIIEはIIMAの学部、卒業生、その他個人により成り立っており、価値観をともにする組織とパートナーシップを組んでいる。その中でインキュベーション、エコシステム創生、学術主導によるアントレプレナーの養成を行っている。
※IIM：インドの国立経営大学院。
【拠点】アーメダバード
【設立】2002年に研究所として設立。2007年にインキュベーションセンターに転換。
【注力エリア】情報及びコミュニケーション技術、クリーンテック(環境保全技術)、ソーシャル
【出資レンジ】IND200万 (=約400万円)
【主なスタートアップ】Travelyaari, Innoz, Thrillophilia
4. IAN Incubator
National Science and Technology Entrepreneurship Development Board(NSTEDB)、インド政府のDepartment of Science & Technology(DST)の支援により設立。アントレプレナーに向けてアイデアを実装し利益構造を作るサポートをしている。具体的には、ビジネスプランの構築、メンタリング、リクルーティング、マネタイズ、プロダクト開発、シードファイナンスの進め方、ナショナル及びグローバルの人脈構築、知的財産に関する知識、等のサポートを行う。
IAN Incubatorは、成功を収めたアントレプレナー、各分野のエキスパート、研究者、経験豊富な専門家等、その巨大な人的ネットワークが有名である。
【拠点】デリー
【設立】不明
【注力分野】IT/ITES、通信、モバイルVAS、ゲーム及びアニメーション、インターネット/ウェブ、メディア及びエンターテイメント、教育、ヘルスケア、製造、代替エネルギー、クリーンテック(環境保全技術)、クラウドコンピューティング、小売技術
※ITES = Information Technology Enabled Services
※VAS = Value Added Service
【出資レンジ】政府、エンジェル投資家、シード&アーリーステージファンド等からの調達を支援
【主なスタートアップ】IndiaCollegeSearch, Mukunda Foods, Skill Boost
5. ICreate
ICreateは、Gujarat Foundation of Entrepreneurial Excellence (GFEE) と、Gujarat Mineral Development Corporation Limited (GMDC)及びGujarat Entrepreneurship及びVenture Promotion Foundation (GEVPF)のジョイントベンチャーによるイニシアチブで設立された。セミナー、プログラム、ネットワーキングイベント等を、学生とアントレプレナー向けに多数開催している。インキュベーションプログラムは13週間に渡り実施される。
【拠点】アーメダバード
【設立】2011年
【注力分野】情報なし
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】情報なし
6. Indavest
資金、ビジネス戦略、ビジネスモデル等を、必要なネットワークを提供することで支援しているインキュベーター且つベンチャーマネジメント組織。
【拠点】バンガロール
【設立】2007年
【注力分野】Eコマース、モバイルアプリ、カスタムギフト、ブランディング、ソフトウェア
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】Vyoma, General Sentiment
7. Khosla Labs
Khosla Labsは、2012年にVinod Khosla 及び Srikanth Nadhamunによって、大規模な課題に技術及びアントレプレナーシップの側面からアプローチするイノベーションラボとして設立された。プロジェクトはインハウスデザインと技術チームよりプロトタイプが形作られた。
これらのプロトタイプは実地テストが行われ、フィードバックや市場妥当性が評価されている。
プロジェクトの実績やビジネスプランに応じてKhosla Ventures seed fundからの出資を受けることができ、EIRから独立していく。
※EIR = Entrepreneur In Residence。客員起業制度。
【拠点】バンガロール
【設立】2012年
【注力分野】モバイル決済及び送金、小売、ヘルスケアデリバリー及びビッグデータ分析
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】情報なし
8. NSRCEL
the Nadathur S Raghavan Centre for Entrepreneurial Learning (NSRCEL) はIIMバンガロール内に設立された。研究者による学術研究及びアントレプレナーによる実践経験を通して、ビジネス成長を支援している。NSRCELはオープンインキュベーターであり、IIMB卒業生でなくても参加可能である。
【拠点】バンガロール
【設立】2002年
【注力分野】情報なし
【出資レンジ】政府からの資金を提供する。
【主なスタートアップ】Amagi, Nextgen
9. Science And Technology Entrepreneurship Park
テクノロジービジネスインキュベーターであるScience and Technology Entrepreneurship Parkは、IITカラグプル(Kharagpur)に拠点を置く。
ビジネスベンチャーの期間、様々なサービスを提供することでスタートアップ企業の成長を支援している。ゴールは、独自の優位な技術を持ち成長志向のアントレプレナーを生み出すことである。出資のみならず、ワーキングスペースも提供する。
【拠点】カラグプル(Kharagpur)
【注力分野】情報なし
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】 Ikure Techsoft Pvt.Ltd.
10. Seedfarm, Seedfund
Seedfundは、ムンバイに2,000フィート平方フィート(=約200平米)のスペースを持つ。所属するスタートアップは、様々なビジネス側面のセクター専門家からのメンタリングを受けることができる。
【拠点】ムンバイ
【設立】2011-2012年
【注力分野】インターネット、Eコマース、スポーツ、教育、経するケア、金融サービス、分析、オンラインチケッティング
【出資レンジ】IND1,000-1,500万 (=約2,000-3,000万円)。場合により、$2Mのフォロー投資あり。
【主なスタートアップ】MyDentist, Level10 Entertainment
11. SINE
SINEはIITボンベイが主導するイノベーションとアントレプレナーのコミュニティであり、IITボンベイのプロモーションハブとなっている。
テクノロジーベースのアントレプレナーに対し、ビジネスインキュベーションプログラムを提供する。1バッチ約15チームが参加し、10,000平方フィート(=約1,000平米)以上の施設を保有する。
【拠点】ムンバイ
【設立】2004年
【注力分野】情報なし
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】Webaroo, Bhugol GIS, SMSGupshup.com
12. Srijan Capital
シードフェーズのテクノロジースタートアップに対して出資を行う。対象企業は、インドを拠点とする企業またはインドをメインターゲット市場とする企業。インキュベーション期間は1年間。
【拠点】バンガロール
【設立】情報なし
【注力分野】Eコマース、SaaS、モバイル、ソーシャルメディア、インターネット
【出資レンジ】INR200-400万 (=約400-800万円)
【主なスタートアップ】Explara, TookiTaki, CouponRani
13. Startup Village
Startup Villageは、コチを拠点とするテクノロジービジネスインキュベーター。公的機関と民間のジョイントベンチャーにより設立された初のインキュベーターである。インド政府の科学技術局、Technopark Trivandrum、MobME Wirelessが広報支援を行う。チーフメンターは、 Infosysの創業者でKerala州で最も成功したITアントレプレナーであるKris Gopalakrishnan。Startup Villageは10年で1,000のスタートアップをインキュベートすることを目標としており、主に学生によるスタートアップを支援している。
【拠点】コチ
【設立】2012年
【注力分野】テクノロジープロダクトスタートアップ
【出資レンジ】Startup Village Angel Fundへのピッチにより選定される。
【主なスタートアップ】iTraveller
14. Technopark TBI
Technopark Technology Business Incubator (T-TBI)は、非学術のインキュベーターである。アジア最大のIT ParkであるTechnoparkの中にある。Technopark、Trivandrum、インド政府の情報技術局のジョイントアソシエーションであり、テクノロジースタートアップを支援するために設立された。過去9年で165社以上のスタートアップが参加した。インキュベート期間は基本11ヶ月だが、場合により延長可能。
【拠点】ケーララ(Kerala)
【設立】2007年
【注力分野】テクノロジービジネススタートアップ
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】情報なし
15. UnLtd India
UnLtd Indiaは、ソーシャルアントレプレナー向けのインキュベーターである。ソーシャルアントレプレナーをリーダーとして養成し、インパクトを加速させ、彼らの組織を拡大させていくことを支援する。インキュベーションサポート、ブートキャンプ、ソーシャルアントレプレナー向けのナショナルカンファレンスであるソーシャルマッシュアップ等4つのプログラムがある。
【拠点】ムンバイ
【設立】2007年
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】Mirakle Couriers, Milaap.org
16. Veddis Ventures
Veddis Venturesは2007年に設立され、ロンドンとジブラルタルに拠点を持つ。過去、ヨーロッパ、アメリカ、インド各地のメディア、ソーシャルネットワーキング、ITサービス企業等に出資を行ってきた。
【拠点】グルガーオン
【設立】2007年
【注力分野】コンシューマーテクノロジー
【出資レンジ】$10-20M
【主なスタートアップ】Favista
17. Venture Center
Council of Scientific and Industrial Research (CSIR)のイニシアチブにより設立された、テクノロジービジネススタートアップのための組織。素材、化学、バイオ領域における科学及びエンジニアリングのプロダクトやサービスを提供するスタートアップに特化してインキュベーションを行う。
【拠点】プネ
【設立】2006年
【注力分野】素材、化学、バイオ領域における科学及びエンジニアリングのプロダクトやサービスを提供するスタートアップ
【出資レンジ】INR10万-250万 (=約20万-500万円)
18. Villgro
ソーシャルビジネスにより貧困にアプローチするイノベーションを起こすことをミッションとしている。インド政府の科学技術局及び零細中小企業省下部のインキュベーターと認識されている。メンタリング、フェローシップ、資金調達、ネットワーキング等を提供する。
【拠点】チェンナイ
【設立】情報なし
【注力分野】ソーシャルビジネス
【出資レンジ】INR500万 (=約1,000万円)
【主なスタートアップ】Onebreathe, Skillveri
19. Wadhwani Centre For Entrepreneurship Development
ISBのインキュベーション施設は2008年、Wadhwani Centre for Entrepreneurship Developmentの元に設立された。ビジネスプランニングの支援を行い、アントレプレナーをキャリアの選択肢として広く認知されるよう活動をしている。
【拠点】ハイデラバード
【設立】2008年
【注力分野】テクノロジースタートアップ
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】Orkash, Richcore Lifesciences
20. TBI, BITS Pilani
BITS Pilaniは、インド政府の科学技術局と共同でTechnology Business Incubator (TBI)を設立した。対象分野は組み込みシステムとVLSI。BITSはアントレプレナーシップ開発を発展させるため、Center for Entrepreneurial Leadership (CEL)を保有し、そのオフィススペースには10-12のスタートアップが入居できる。BITSはスタートアップに対し、ビジネスコミュニケーションやビジネスマネジメントのコースも提供している。
【拠点】ピラニ(Pilani)
【設立】2005年
【注力分野】情報なし
【出資レンジ】情報なし
【主なスタートアップ】redBus
その他のインキュベーター
– SIDBI Innovation & Incubation Centre, IIT Kanpur
– Rural Technology Business Incubator (RTBI), IIT Madras
– NDBI (Design Incbuator), Ahmedabad
– Technology Business Incubator, IIT Delhi
– Information Technology Business Incubator(ITBI ), JSSATE-STEP
– Technology based Incubator Society (TBIS), University of Delhi , South Campus
– Shriram Institute for Industrial Research , Shriram Scientific and Industrial Research
– IIIT-Bangalore Innovation Centre
– E health-TBI, PES School of Engg . Tech Park
– Global INcubation SERVices, JSS Institutions Campus
– SP Jain Institute of Management Research Center
– Technology Business Incubator, Centre for Biotechnology, Anna University
– Technology Business Incubator, NIT Calicut
– Amrita TBI, Amrita Vishwa Vidhyapeetham
– Mudra Institute of Communications
– CIEE, IIIT Hyderabad
– Life Science Incubator at IKP Knowledge Park
– Malviya Centre for Innovation Incubation & Entrepreneurship , IIT BHU
– Technology Business Incubator, KIIT University
– Manipal University Technology Business Incubator
– TotalStart Secretariat
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