シンガポールのスタートアップ環境 #2:アクセラレーター

続いてシンガポールのアクセラレーターについて。参考はTechinAsia記事e27記事

MURU-D


■概要
設立:2014年(オーストラリア本国)
プログラム:180日間
出資レンジ:USD30,300 / 6% equity
ポートフォリオ数:約10社

■特徴
オーストラリアに本拠点を持つ。オーストラリア最大の通信業者Telstraのサポート。
ウェブ、モバイル、スマートエネルギー、ヘルスケア領域を積極支援。
6ヶ月のプログラム終了時点では、サービスの有料化の段階に及んでいるチームがほとんどである。本国のオーストラリアでは、第1バッチの卒業生9社はその後合計US$2.4MMに及ぶ調達を実現した。

SPH


■概要
設立:2015年
プログラム:70日間
出資レンジ: SGD30,000 / 6% equity
ポートフォリオ数:約10社

■特徴
シンガポール発。シンガポールの媒体機関であるSingapore Press Holdingsによるプログラム。
アド、EC、マーケットプレイス、モバイル、メディアなどの領域に注力。

JFDI (Joyful Frog Digital Incubator)


■概要
設立:2010年
プログラム:100日間
出資レンジ:SGD50,000 / 8.888% equity
ポートフォリオ数:約50社

■強み、特徴
東南アジア最初のアクセラレーターと言われている、TechStarをモデルとして作られたシンガポール発のアクセラレータープログラム。
アジア発かつ対アジアビジネスを対象とする。これまで排出した69社への投資額はUSD1M程度。その時価総額は現在USD60M以上。創設メンバーのMeng氏とHugh Mason氏はいずれも起業家出身。


Rockstart Singapore


■概要
設立:2015年
プログラム:150日間
出資レンジ:情報なし
ポートフォリオ数:情報なし

■特徴
オランダ アムステルダムに本拠点を持つプログラム。
デジタルヘルス、ウェブ&モバイル、スマートエネルギーとそれぞれ別にプログラムを実施するが、シンガポールではそのうちウェブ&モバイルのプログラムを実施。本国アムステルダムと同時並行で行われ、期間中にはサンフランシスコとニューヨークを訪問する機会が与えられる。卒業生の多くが著名なVCから調達している実績がある。ヘッドはOgilvyOneの元CTOであるChi Tran氏。


InspirAsia


■概要
設立:2015年
プログラム:30~180日間
出資レンジ:USD50,000 and USD500,000 / 5 to 15% equity
ポートフォリオ数:約20社

■強み、特徴
シンガポール発。Life.SREDA社によるフィンテック(Fintech)専門のプログラム。
プログラムを展開するのは、HuaweiのシニアエグゼクティブであるVictor Chow氏。


Startupbootcamp Fintech


■概要
設立:2010年(イギリス本国)
プログラム:13週間
出資レンジ:EUR15,000 / 8% equity

■強み、特徴
ロンドン発のフィンテック(Fintech)専門プログラム。
DBSのMD、Intesa SanPaolo、PwC等の人材からの個別メンタリングを受けられる。Infocomm Investments, Jungle Ventures, PixVine and Route66 Ventureらが資金出資をしている。13週間のメンタリングで、銀行や投資家、専門家とのパイプ構築を支援。


123JS by SITF


■概要
設立:情報なし
プログラム:情報なし
出資レンジ:最大USD250,000 / non-equity

■強み、特徴
シンガポール発のプログラム。メディア、クラウドコンピューティング、クリーンテック、ワイアレステクノロジー、セキュリティ、ガバナンスなどに注力。
シンガポールのインフォコム業界団体であるSiTF とthe portalによるプログラム。シンガポール企業のみが対象。

以上。

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